簿記という資格について
- 2023.01.01
- 簿記
簿記という資格を知っていますか?もっとも有名な資格の1つといっていいでしょう。ビジネスパーソンにとっても非常に大切な資格です。経理や会計の人が知っていればよいという資格ではなくなっているのです。それはなぜでしょうか?簿記という資格についてまとめていきます。
簿記とは
簿記という資格はよく耳にすると思いますが、実際どのような資格なのでしょうか?
簿記の概要
簿記とは帳簿記入の略で簿記と呼ばれています。簿記は民間資格で主に3つの団体が主催しています。日本商工会議所が主催している日商簿記、全国商業高等学校協会が主催している簿記実務検定(全商簿記)、社団法人全国経理教育協会が主催している全経簿記の3種類があります。一般的に簿記というと日商簿記を指すことが多いです。本記事でも日商簿記を前提に話を進めていきます。
主催団体 | 資格の名前 (略称) |
日本商工会議所 | 日商簿記 |
全国商業高等学校協会 | 全商簿記 |
社団法人全国経理教育協会 | 全経簿記 |
簿記で身につく力
先述した通り、簿記とは帳簿記入の略です。帳簿記入の仕方や帳簿の読み方を正しくできることを証明する資格になります。帳簿とは、企業や会社のお金流れを記載したものです。企業や会社は営利を目的としているので、お金を正しく管理し、報告する必要があります。また、帳簿を正しく読むことでお金の流れを理解し、会社の財務状態や経営状況などを把握することができます。
経理、会計に必要な理由
経理や会計などの仕事をする人にとっては必須の資格です。
仕事に直結します!
簿記の資格で学習することは、経理や会計などの仕事内容に直結しています。経理の大きな仕事は、お金の流れを帳簿に記入することと決算のときに一年間のお金の流れをまとめることです。帳簿に記入することを仕訳、決算のときのまとめる作業を決算整理仕訳などと言います。この仕訳方にはルールがあります。ルールを守って仕訳をするために知識が必要です。その知識があることを証明するために簿記の資格が必要となり、仕事に直結するのです。
会計の場合は、仕訳のルールがしっかりと守られているかをチェックする仕事もあります。なので、知識があるという保証がさらに必要になってきます。
資格がないと…
国家資格ではないので、資格がないと仕事に就けないということはありません。しかし、資格というのは一定の知識があることの証明になります。経理・会計の仕事をする上では、持っていることが前提となることもあるでしょう。
ビジネスパーソンに必要な理由
ここまで、経理・会計に関する仕事をする場合について話してきました。経理・会計に関わらない仕事をする人にとっても有益な資格なのです。
数字で語れる人材
簿記の資格を取得することで財務諸表を読み、理解することができるのです。財務諸表に書かれている数字をもとに仕事に取り組むことができます。自分の考えや思い、前例など様々な資料をもとに仕事をしていると思いますが、そこに財務諸表という恣意的な要素の入っていない数字を根拠にすることができるのです。これはビジネスパーソンにとっては非常に強みになります。
転職でも有利?
簿記の資格は転職でも有利に働きます。もちろん、経理・会計に関する仕事に転職を考えている場合は、有資格者とそうでないものでは求人数から大きな違いがあります。そうでない仕事であっても、財務諸表や経営状況を把握できる力や自己投資ができ、努力をできる人間であることなどアピール材料になります。万能の資格ではありませんが、社会で一定の評価を得ている資格であることは確かです。
まとめ
簿記の資格についてまとめていきました。自分自身も簿記の資格をもっているわけではないので、これを機に、簿記の勉強を始めてみようと思いました。一緒に頑張りましょう!
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