小学5年生でも作れるscratch作品まとめ
- 2022.06.30
- プログラミング・ICT教育
これまで小学5年生でもつくれるscratchの作品をいくつか紹介してきました。どんな作品を作ってきたかまとめてみたいと思います。気になるものがあれば、詳細についてリンクを貼っておくので見に行ってください。
正多角形プログラム
まずは5年生で学習する算数の図形の分野です。三角形の角度における性質や正多角形の性質を理解することで作ることができるプログラムです。学習の最初に動機付けでこのプログラムを見せて、どんな性質を利用してプログラムをつくっていると思う?と子どもに聞いてもいいでしょう。あるいは、学習を終えた後に学習したことを生かしてプログラムを作ってみましょうと声をかけてもいいでしょう。
正三角形をかくプログラム
これは正三角形をかくプログラムです。非常に簡単に作ることができるので、初めてscratchを使う人でも十分に作ることができるプログラムです。挑戦してみてください。緑の旗をクリックすることで動かすことができます。
正多角形をかくプログラム
これは辺の数を答えるとそれに応じて正多角形をかくプログラムです。ねこをクリックすることで動かすことができます。答えは半角の数字で入力してください。慣れてくるとこんなこともできます。答えに応じて、動きが変わるってすごいですよね。不思議ですよね。これも仕組み自体は小学5年生で学習する内容で説明ができるんですよ。
倍数公倍数プログラム
次は小学5年生で学習する整数の性質に関する分野です。倍数や公倍数の性質を理解することで作ることができるプログラムです。倍数や公倍数の性質を教科書通りに覚えるだけでは、このプログラムを作ることは難しいです。正しく理解し、教科書に示されている以外にどんな表し方ができるかを柔軟に考えることが必要です。倍数や公倍数をいろいろな角度から捉え、理解を深めた上で挑戦してみましょう。
特定の倍数をいうプログラム
1から順番に数を数え、3の倍数の時には「3の倍数」と言うというプログラムです。3以外の倍数でももちろん作ることができます。様々な数で試してみましょう。
公倍数をいうプログラム
2つの数を指定し、その数の倍数の時には「○○の倍数」、公倍数の時には「○○と○○の公倍数」と言うというプログラムです。
その他のゲームプログラム
算数の学習と関わりがあるわけではありませんが、scratchを使ったゲームや簡単なプログラミングを3つ紹介したいと思います。
コラッツ予想のプログラム
小学5年生で学習する整数の利用で偶数・奇数を学習します。それを応用したプログラムになります。詳細はリンクを見てください。数学界の未解決問題もこのようにプログラミングすることができるのです。
道案内プログラム
ねこを十字キーで動かすことで目的地まで移動させるというものです。(判定の精度はそこまで高くないです…。)国語や外国語活動で行われる道案内などの学習で実際に動かしながら学習することができます。ぜひ活用してみてください。
追いかけっこプログラム
ねこがコウモリを追いかけるプログラミングです。マウスやタップしているところに向かって猫が追いかけるので、コウモリを出来るだけ早くつかまえられるように頑張りましょう。
まとめ
いままでに作ったプログラムをまとめてみました。学校の授業と関係付けながら学習に活かせるものもあれば、プログラミングに慣れるために使えるゲームなど様々なものがありましたね。これからもscratchを使った作品を紹介していきたいと思います。
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