小学5年生でも出来るプログラミング【正多角形】

小学5年生でも出来るプログラミング【正多角形】

前回に引き続き、小学5年生でも出来るプログラミングについて紹介したいと思います。今回は、前回作った正三角形を作ったプログラムをアレンジしていきましょう。プログラムやコードの画像が多めになっていて、少し読みにくい部分もあるかもしれません。

正三角形を1回でかこう

前回は、緑の旗を3回クリックすることで正三角形をかきました。つまり、3回プログラムを起動することで正三角形をかくプログラムでした。今回は1回のクリック(起動)で正三角形をかくプログラムを作ってみましょう。完成したプログラムが下のものです。緑の旗をクリックして起動してみましょう。

正三角形をかこう(プログラム)

前回は1辺かくだけのプログラムでした。なので、それを3回行えば、3辺かくことができます。1辺かくプログラムをコピーして下にくっつければ完成です。

もっと簡単に正三角形をかこう(プログラム)

上のやり方でも1回の起動で正三角形をかくことができます。しかし、プログラムが少し長くなってきましたね。同じことを3回実行するプログラムでは、「繰り返し処理」というものを利用して簡単にすることができます。正三角形では、3回しか繰り返さないのでそこまで長いと感じないかもしれません。でも、正五角形や正十二角形、正百角形…となっていくと、プログラムが長くなってしまいます。そういったときに、とても便利なので覚えておきましょう。

正多角形をかこう

正三角形だけでなく、正方形や正五角形などの正多角形も書けるようにしましょう。
左が正方形、右が正五角形をかくプログラムになっています。

     

正多角形の性質

正多角形をかくためには算数で学習する正多角形の性質をしっかりと理解することが必要です。辺、角の数と外角の性質です。

辺、角の数は正○角形の○の数と同じになります。

外角の和は360°で1つの外角の大きさは360÷○で求めることができます。

この2つの性質を使ってプログラムをつくっていきます。

正多角形をかこう(プログラム)

では、正方形をかくプログラムを考えましょう。正方形は辺、角の数は4つです。1つの角の大きさは90°で外角も90°になります。なので、繰り返しの数を4、向きを変える角度を90にかえてみましょう。

正五角形は辺、角の数は5つです。1つの角の大きさは108°で外角は72°になります。なので、繰り返しの数を5、向きを変える角度を72にかえてみましょう。

このようにかきたい正多角形に合わせて、繰り返しの数と向きを変える角度を変えることでどんな正多角形でもかくことができます。

もっと簡単に正多角形をかこう(プログラム)

変数を使って、もっと簡単に正多角形をかくプログラムを作ってみましょう。毎回、繰り返しの数と向きを変える角度の2つを変えるのは大変ですよね。計算もしなくてはいけませんし…。なので、変数を使って少しだけ楽になりましょう。変数を使うと勝手に計算を行ってくれます。

1つのプログラムでたくさんの正多角形をかこう

ここまでは、1つのプログラムで1つの図形をかくプログラムを作ってきました。ここでは、1つのプログラムでたくさんの正多角形をかくプログラムを作ってみましょう。

質問を使ったプログラム

1つのプログラムでたくさんの正多角形をかくためには、質問を使ったプログラムをつくります。「○○を聞いて待つ」というブロックを使います。これの答えをプログラムに組み込むことができます。辺の数を聞いて、その数をプログラムに組み込むことで、1つのプログラムでたくさんの正多角形をかくことができます。
緑の旗を押して、辺の数を答えてみましょう。ただし、全角ではプログラムは動きません。半角で入力するようにしてください。

正多角形をかこう(プログラム)

これの答えをプログラムに組み込むことができます。辺の数を聞いて、その数をプログラムに組み込むことで、1つのプログラムでたくさんの正多角形をかくことができます。

まとめ

今回で正多角形をプログラムは完成です。正多角形をかくことはできましたか?自分でアレンジして、より簡単なプログラムを作ってみましょう。ほかにもたくさんのプログラムを作ってみましょう。