【小学生】春休みを豊かに過ごそう
- 2022.03.30
- 自宅学習
桜もきれいに咲き始め、春休みがやってきますね。こんな状況下だからこそ、豊かに過ごしたいですよね。今日は、小学生の子どもをもつおうちの人向けに、有意義な過ごし方を紹介したいと思います。
学習を続けよう
春休みと言っても、2週間程度したら、新学年が始まりますね。今年学んだことを総復習して、来年度に向けた準備をしておきましょう。進級してしまえば、今までに学習したことは出来ているものとして授業は進んでしまいます。授業についていくため、授業で活躍するために春休みも学習を続けていきましょう。
1年間の総復習をしよう
まずは、1年間の総復習をしましょう。今年度の学習は今年度のうちに終わらせましょう。ここで1つ質問です。学校で実施されたテストはどうしていますか?
テストの答案には、学習内容からテストで問われやすいこと、苦手分野、得意分野などを振り返ることができます。もう一度、テストを解き直してみるといいでしょう。そして、苦手分野が見つけ、その部分だけを教科書やノートで確認するようにしてみましょう。春休みは思った以上にあっという間に過ぎてしまいます。すべての内容を復習することは難しいので、このようにポイントを絞って取り組むことが大切です。
テストなんて捨てちゃったよという家庭も多いのではないでしょうか。そういった場合は、1年間の学習がまとまっているスキルやドリルをやってみるといいでしょう。ポイントを絞った学習は出来なくとも、まんべんなく復習することができるのでいいですよ。あまり厚すぎないものを選ぶようにしましょう。あまりに厚いとなかなか終わらず、やる気があまり続かないですから、適度なものを…。
来年度に備えよう
次に、来年度に向けた準備をしましょう。簡単にいうと先取り学習、予習をしてしまおうという事です。予習と言っても、来年度の学年の問題を解こうということではありません。来年度の学習に向かうための土台を作っておこうという事です。たとえば、今4年生で来年度5年生という場合、炊事や洗濯、裁縫などの家事のお手伝いをしてみましょう。5年生から新たに家庭科が始まり、調理実習や裁縫、ミシンなどの学習が始まります。春休みのうちに家事のお手伝いをして、少し知っておくだけでも、積極的に学習に向かえるようになります。「春休みにやったあれのことか」「春休みに料理をつくったよ」などと経験と結びつけながら、学習に向かうことができます。
ほかにも、2年生までは生活科だった教科が3年生から理科と社会に分かれて学習が進みます。理科では、動植物の観察などに慣れておくといいでしょう。春は自然豊かな季節です。お花見などで出かけたときに、少し子どもに問いかけてみると面白いでしょう。ここで大切なことは、「教えない」という事です。疑問に思ったことや不思議に思ったことに共感して、「なんでだと思う?」「これは何だろうね?」と一緒に考えたり、子どもの考えを聞いたりすることで子どもの好奇心をくすぐることができます。答えは、理科の学習を進める中で見つけていってほしいですね。
一人でも学習に向かえるようにしよう
そして、自分一人でも学習に向かえるように学習する習慣を身につけておきましょう。基本的に、学習というのは他人に強いられてやるものではないのです。自分で行っていくものです。自分の興味があること、知りたいことを調べ、まとめ、自分の考えをもち、行動していくことです。小学生のうちは、テストはあっても受験という目先の縛りはありません。自分の気持ちに素直になり、学習に向かう姿勢が大切です。
ここでの学習は、学校の授業や教科に縛られた物である必要はありません。身近な疑問や不思議、趣味、習い事のスポーツ、ピアノや楽器、高学年であれば社会のことについてなどなんでもいいのです。何か目標に向かって、自分で考えながら取り組んでいくことができる環境をつくってみましょう。
来年度に備えて、自分のことは自分で!
ここまで学習面について話をしてきました。ここからは生活面について話していきたいと思います。年度末の大掃除・大整理をしてみましょう。
学習用具の整理をしよう
まずは、来年度に向けた学習用具の整理をしましょう。習字や絵の具の筆、パレットなどはきれいに洗われていますか?のりやセロハンテープは残り少なくなっていませんか?色鉛筆やクレヨン、絵の具は全部の色がそろっていますか?…。
学習用具は中身を空けて見てみましょう。足りないものは買い足しておくことも必要ですね。
プリントやテストの整理をしよう
テストやプリントは復習で使えるの活用するといいでしょう。活用し終わったもの、復習で使わないものに関しては、捨ててしまいましょう。捨てるのか困るのは、図工の作品たちですよね。学年末に1年間の作品たちをまとめて持って帰るという学校も多いのではないでしょうか。捨てるのもなんか…。という気持ちになりますよね。おすすめは、写真として記録に残し、1か月くらい保存し、子どもが満足したら、捨ててしまうというものです。写真にとって保存しておけばかさばらないですし、いざというときには見直すこともできます。特に立体作品はこの方法がいいですよ。
家事を手伝おう
家事のお手伝いをしましょう。普段は学校や習い事と忙しく、家事のお手伝いはあまりさせていないという家庭も多いのではないでしょうか。進級するにあたって、家庭での役割を与えたり、自分のことは自分でするという自覚をもたせたりすることは自立させていくためにはとても大切なことです。時間にゆとりがもてる春休みだからこそ、子どもに家事のやりかたを教えてみてはどうでしょうか?子どもが自分で出来ることが増え、家事を手伝ってくれるようになると、学校が始まってからの家事が少しは楽になるかもしれませんよ。
春を楽しもう
春は桜が咲いたり、ぽかぽか陽気だったり、出かけたくなりますよね。春だからこそ味わえる体験をしましょう。
春の自然を満喫しよう
春は様々な桜が咲いたり、昆虫に触れあったりできる季節です。春の自然を子どもと一緒に楽しんでみてはどうでしょうか?子どもと一緒にピクニックの計画を立て、準備をして、公園に出かけて、野原でお弁当なんて時間を過ごしてもよいのではないでしょか。密になる外食は気が引けますが、屋外での飲食ならそこまで気にならず、楽しい時間を過ごせます。
春休みならではのイベントを計画しよう
春休みならではのイベントを計画したり、イベントに参加したりしてみましょう。長期休みを生かした、ファミリー向けの動物園や水族館のイベントなどがあります。また、キャンプ場や大きな公園などでもイベントが催されることがあります。ぜひ、積極的に参加してみましょう。子ども時にたくさんの経験をして、様々な出会いによって成長することができます。
まとめ
ここまで、春休みの過ごし方について学習に関すること、生活に関すること、春休みならではのことに分けて話をしてきました。これらは過ごし方の一例と捉えて、子どもと相談しながら、どう過ごしていきたいかを一緒に考え、取り組んでみましょう。読んでいただき、ありがとうございました。
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