【STEAM教育】幼児・小学生のときほど大切! 明るい子どもの未来のために必要な考え方
- 2022.02.15
- 児童教育
STEAM教育という言葉を聞いたことがありますか?初めて聞くという人がほとんどだと思いますが、実は世界で注目されている教育の在り方です。この考え方を知っているのと知っていないのとでは、子どもの未来が大きく変わってきます。そんなSTEAM教育についてまとめていきます。
STEAM教育とは
まず、STEAM教育とはなんのことなのでしょうか?
STEAMは何の頭文字?
S science(科学)
T technology(技術)
E engineering(工学)
A art(芸術)
M mathematics(数学)
この5つからA artを抜いて、STEM教育とする場合やE environment(環境)R robotics(ロボット工学)を加えて、E-STEM教育やSTREAM教育などとする場合もあります。これらの教育分野を相互に関係しているものとして重視した教育の在り方です。細かい違いや表記の違いはありますが、どの教育も大きな違いはないとされています。
何が求められているの?
これらの教育の本質は、課題解決のために、知っている知識を活かす力を育成することです。急速に、多様に変化していく社会では、ただ知識があるだけでは、生きていけないのです。もっている知識をどう社会の発展に生かしていくかを考え、取り組んでいくことが求められています。
また、AI技術が発展してきたり、SDGsやESGといった環境問題に配慮した取り組みを行ったりしてきた背景もあり、STEAM教育が注目されています。
STEAM教育のポイント
上記の分野を見ると、算数や数学、理科の勉強を重視しているだけのように思うかもしれません。あるいは、理系のテストや入試でいい点をとるためのものと誤解するかもしれません。しかし、本質は違います。
主体性・創造性・思考力が大切なポイントです。
主体性
一番の特徴は、子どもの主体性を大切にしているところです。子どもがわくわくして取り組める。子どもの好奇心から出発した取り組み。子どもが…。と子どもが主語になり、主体となり取り組める活動をすることです。与えられた課題をこなすといったこれまでの教育の在り方とは正反対です。
創造性
創造性とは、何らかの新しい価値のあるものをつくることです。課題解決をするためには、今もっている知識をフル活用して、今までにないアイディアを創造する必要があります。もちろん、今までにない新しいアイディアなので、失敗したり、うまくいかったりすることも多々あります。でも、挑戦し続ける経験を子どものうちからしていくことで、大人になったときにもさまざまなアイディアを考え、挑戦し続けることができるのです。
思考力
課題解決では、どのようなプロセスをふむのでしょうか。課題を見つけ、仮説を立て、実験・検証をしながら試行錯誤を繰り返すというプロセスを行っていきます。この思考プロセスを習得することで、新しいことに挑戦するための思考力や行動力を身につけることができます。
この3つのポイントを重視することで、社会の課題を解決するために、自ら考え、行動できる力を身につけることができるのです。そして、このような力がある人が、これからの社会に求められているのです。
まとめ
STEAM教育について簡単にまとめました。概要は理解することができましたね。興味をもった方は、ぜひ調べてみてください。気になったことを知りたいと思ったところから、STEAM教育は始まりますよ。
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